
転勤族の妻の転職って皆どうやってやってるのかな?
資格を持っていたり、どんな働き方をしているんだろう?
こんな疑問はありませんか。
夫の転勤についていく形で仕事を1度は手放したとしても、何かのタイミングで働きたくなったり、生活が安定した段階で仕事を考える方も多いですよね。
今回は、転勤族の妻で転職を経験された方たちの体験談を紹介します。
令和3年10月にアンケートサイトにて、転勤族の妻の皆さんにアンケートを実施して実際の体験談を集めました。皆さんがどうやって転職されたのかが参考になりますよ。



転勤族の妻で転職について不安に思われている方のお役に立てたら嬉しいです♪
転勤族の妻の転職体験談
今回は5人の転勤族の妻たちに、自身の転職体験談について語ってもらいました。
やはり資格を持たれている方が多い印象ですが、資格がない方でもきちんと働けていることが分かりますね。
転勤族の妻で調理師免許を持つAさん:転勤は大変だけれどやりがいもあります!
住む場所が頻繁に変わるため、環境の変化や人間関係が色々と大変だし、つらいことも沢山あります。でも、自分自身が何度か経験していくうちに、それがいい糧となりました。
転職については、私は調理師免許を使った仕事をしているので、病院関係や学校給食など多くの求人がありました。ただ、すぐにはやはり採用してくれないところが多かったです。
面接で「なぜここに移り住んだのですか?」と聞かれ、転勤のことを話すとまたすぐどこかへ移動すると考えられtしまい長く勤められないという理由で不採用にされることが多くありました。
でも、パート系だと結構採用の場合もあるので、何度も探し続けそこはあきらめずに頑張りました。最後はパートですが採用されて、そこで働いています。
転勤族の妻で派遣会社で働いたBさん:そんな私が転勤族を楽しめる様になるまで。
夫が、転勤があるということは知っていましたが、いざ住み慣れた町や友人との仕事帰りの時間、なにより仕事を失うとなると寂しいものです。
引っ越し前は、目に見えてストレスが溜まりました。
転職時は、派遣会社への登録をし1社目ですぐに決まったので特に大変ではなかったですが「今後、妊娠出産のご予定はどうですか」との質問は受け、長く勤めない可能性があることを正直にお伝えし契約は2カ月更新となりました。
前職の正社員だったら産休を受けれたのになあと残念ではありましたが、切り替えが大事と割り切り新しい仕事場でもすぐに慣れることが出来ました。
とても良い職場で満期の2年継続できればそのまま正社員への道も提示されましたが、偶然にも勤務半年で妊娠が発覚し出産ギリギリまで勤務し円満退職をいたしました。
その後は、専業主婦として気軽なパートタイムの仕事をしているので転勤があったとしても以前の様なストレスには感じないかと思います。
転勤族の妻で保育士資格を持つCさん:資格持ち転勤族の妻の転職体験記
保育士資格と幼稚園資格を持っていましたが、保育士と幼稚園はパートでも長期で採用したい場合が多いため、面接をいくつか受けましたが旦那が転勤族ということでいずれも不採用になりました。
そのため、保育士資格と幼稚園教諭免許を持っていても、転勤族の旦那と結婚してからは保育士、幼稚園教諭としては働けていません。
面接では、どのくらいの頻度で転勤になるのか聞かれますが、分からないので、そこも採用側にとっては不安材料なると思います。
同じように転勤族の妻の知り合いは多くが専業主婦ですが、私はお金が必要なので、短い期間でも働けたらと思っています。
そのため、資格のいらない販売職やレジ打ちなどを短期でしていました。
レジ打ちは、転勤族の妻ということを伝えても、採用になり、約1年働きました。
しかし、正社員は厳しいので、全てパートです。
次いつ転勤になるか分からないので、その時のために、登録販売者の資格の勉強をしています。
登録販売者は、短期でも需要があるかと思ったからです。
転勤族の妻で派遣社員として働くDさん:プレ転勤族の妻〜派遣社員の場合〜
現在派遣社員で産休中です。
結婚前に今後全国転勤があるかもしれないと旦那から聞いた時には栄養士として働いていました。
今後を考えたら全国どこへ行ってもすぐに働ける環境でいたいと思ったのと栄養士の職がキツくなり当時転職も考えていた為いっそ派遣で働こう!と思い全国にある大手の派遣会社に登録しました。
やはり一般事務だと経験者優遇ということで初心者でも良い所を探し一般事務(人事系)として働き、その後転勤にて結婚しました。
転勤後は同じ派遣会社で気になる職にエントリーし何社か受けて無事新しい事務職(不動産系)に就くことができました。
ちなみに1ヶ月以内に次の職場が決まれば派遣会社の保険や有給休暇などが引き継げますし面倒な住所変更名前変更は全てweb上で完結します!
自分に派遣会社が合っていたポイントとしては旦那の転勤のタイミングが3年、派遣も最長3年という事で転勤族でもマイナスにならなかったのではと思います。
あとは前の派遣で電話対応やExcel等基本的な事を学べた事も大きかったかもしれません。
もちろん産休育休も使える為、今回の育休明けは次の転勤場所になる可能性が高いですがまた同じ派遣会社にてその地域でエントリーができます。
エントリーの際も人事経験や事務経験優遇と書いていることが多く、そう言ったところはお時給も良い為今後も経験を積んで色々な職にチャレンジするのも楽しみです!


転勤族の妻で看護師として働くEさん:看護師の転勤族妻の転職活動記
私は看護師6年目です。
新卒からお世話になっていた総合病院を退職し、転勤族である夫についていくことを決めました。
転勤先はもといた場所に比べるとかなり小さい田舎町でした。
田舎町だと自分が勤めたい就職先があるか不安でした。幸い、看護師という国家資格があるので病院は求人がありました。
しかし、夫の転勤ペースが3年ですでに2年がこちらの田舎町に来てから2年が経過していたので私が働けるのは実質1年弱。
正社員は諦めて、扶養でパートを探しました。
するとなかなか希望するような求人が見つかりませんでした。
就職活動をどうしようかアプリでとりあえず探していたところ、新設するクリニックがあるとのことで、そちらに応募することにしてみました。(田舎のクリニックはなかな求人がでることがないそうです。地元看護師のネットワークで情報が行き渡り、すぐに枠が埋まるとのこと・・・)
面接を担当したのは、クリニックの院長先生でした。
簡単なテスト(自動車学校で行うような性格判断のようなアンケートです)と質疑応答です。
聞かれた内容としては、どうしてクリニックを受けようと思ったのか、どうして看護師になったのか、子供は好きか(小児科なので)など一般的な質問です。
新設のクリニックなので自分のスキルが活かせるか今までの経歴等も聞かれました。田舎町だと准看護師も多いため、正看護師をとりたかった先方の意向でその場で採用が決まりました。
やはり、時代の流れなのか准看護師よりも正看護師をとりたがるところはあるのだなと感じます。


転勤族の妻の転職は大変な部分もあるけど、問題なく転職はできる。諦めずにどんどんチャレンジしてみよう!
転勤族の妻の皆さんにアンケートを実施して感じたことは、やはり面接で「どのくらいの頻度で転勤があるのかどうか」や「どれくらいの期間、働くことができるのか」を質問される方が多かったです。
資格を持たれていても、長期間働くことができない場合は採用にいたらないケースも見受けられました。
派遣会社に登録して、短期間でもキャリアが中断しないように働くスタイルが向いている傾向がありますね。
転勤族の妻は仕事探しが大変な一面がありますが、仕事をしようと思えばできる!ということが今回のアンケートから分かりました。
転勤族の妻でも働きたい気持ちを大事にして転職にチャレンジしていきましょう。